中島川・東新橋~魚市橋の下にいたチャトラねこの件

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中央公園での譲渡会が終わったあと、浜の町と新大工で買物をして、中島川沿いを中央橋のバス停に向かって歩いている途中、いてはいけない場所にいるチャトラのねこを見つけました。これは、下の地図の東新橋の橋の上から、(2)の場所にいるチャトラを撮影したものです。

 

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地図中、緑の点線で囲まれているのは、中島川バイパスの暗渠部分です。チャトラねこは、左岸バイパスの暗渠が始まるところの堰の上で固まっています。

時間を巻き戻しますと、ぷーぺさんが13:02にこんなツイートを写真付きでされています。

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これは、上の地図の(1)の場所、東新橋の西北詰(市民会館側)のアーチ基礎部分にいるチャトラねこです。

(1)の場所でニャーニャーとしばらく鳴いていたので、R&G(JARF?)の浦川さんのところにレスキュー依頼が入り、譲渡会終了後にレスキューに入っていたところへ、わたしも出くわした、というのが冒頭の状況です。(1)の場所に浦川さんが上流側(ぷーぺさんの写真だと右側)から近づこうとして、おびえたチャトラねこは(2)のところまで泳いでたどり着いていました。

この(2)の場所がどれほど危険かというと、「ほしなべ」さんの「長崎遠めがね」というサイト「中島川バイパス」記事の写真と、上の地図とを見比べるとわかります。

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中島川バイパス | 長崎遠めがね(by ほしなべさん)の記事よりお借りしました(勝手に文字を載せてしまってすみません)

チャトラがうずくまった先には、幅5m・高さ6mの中島川左岸バイパスが260m続きます。袋橋と常盤橋の間(「賑橋」交差点の近く、の方がわかりやすいかな?)まで、真っ暗で垂直に壁が切り立ったトンネルを、ねこが260m泳ぎ切れるとはとても思えません。左岸バイパスの中にチャトラが入り込んでしまったらアウトです。

チャトラを中島川バイパスに追い込まないようにと、あーだこーだと頭をひねりながら、どんどん時間が過ぎていきました。近所にあるかんざき食堂のご夫婦や通りがかりの方、その他もろもろの方を次第に巻き込みながら、すったもんだの末に、チャトラは(2)の位置からまた赤線のように泳ぎ始めます。右岸バイパスの方に行きやしないかとひやっとしましたが、最終的に(3)の位置(東新橋東南詰のアーチ基礎部分)に這い上がり、そこでまたうずくまりました。

かんざき食堂のご主人が呼んで下さった消防のレスキューが18時半ごろに到着し、15時半ごろから始まったチャトラ騒動は50人以上の見物人を集めつつ、最終局面に入りました。

レスキューできた場合、チャトラはさるねこ父たちの方で預かる旨を約束して、消防レスキュー隊の方が東新橋の橋の上からロープで降下し、チャトラを捕まえようとした瞬間に、またチャトラは逃げ出してしまいます。そして、ほとんど垂直の法面の石垣をよじ登って、路面から1.2~1.5mほど下に口を開けている排水口へと走り込んでしまいました。

また他人様のブログから写真をお借りしますが、東新橋/長崎中島川石橋群 | 河童倶楽部(ブログ主=河童さん)の記事にちょうどチャトラが逃げ込んだ排水口の写真があります。

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東新橋/長崎中島川石橋群 | 河童倶楽部(ブログ主=河童さん)の記事よりお借りしました(勝手に文字を載せてしまってすみません)

ほぼ垂直の壁を死にものぐるいで3m駆け上ったチャトラは、あっという間に排水口の奥へ入ってしまい、ちょうど日没で暗くなり始めたことから、レスキュー隊の方からは「目視では確認できませんでした」という説明をいただいて、なんとなく後味がすっきりしない形ではありますが、チャトラレスキューは幕切れとなりました。

 

雨が急に降って排水溝があふれたりしなければ、数十mも溝の中を移動していくと、そこここに地上への開口部はあるからだいじょうぶ、というご近所の方々のお話を信じて、そのうちこの界隈でチャトラくん(たぶんオス)と出会って安否確認できることを祈っています。

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あちこちかけずり回っていて、カメラを持たなかったため、あんまりまともに撮れた写真はありません。若い成ねこで、しっぽは確かやや長かったはずですが自信はないです。

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