譲渡会報告(7/1市民会館前・R&G-その1)

断続的に雨の降る中開催されたR&G長崎の保健所の命を救う会さんの市民会館前譲渡会に途中から参加して写真を撮ってきました。

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いつもより狭い(3×3)会場設営

 

速報としてお伝えしたとおり、M町地域ねこ活動現場出身のたんぽぽちゃん・ひのきくん・リリィちゃんのうち、ひのきくんは里親さまに譲渡、リリィちゃんは飼養条件確認(賃貸物件のペット飼養の可否について)が取れるまでトライアルということで、それぞれ新しいおうちが決まりました。

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Nさんに抱っこされるひのきくん

 

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里親さんに抱っこされるひのきくん。目がしょぼしょぼしているのは、少し免疫が落ちて瞬膜が出ているせいです。譲渡にあたって平野町ペットクリニックに2回目のワクチン注射を兼ねて様子を見てもらい、特に大きな異常はなしという診断を受けました。

 

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たんぽぽちゃんは、ずいぶんお姉ちゃんになりましたよ。

 

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ひのきくんの毛づくろいをしてあげるたんぽぽちゃん

 

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ひのきくんやリリィちゃんと遊ぶときは、しっかり者のおねえちゃんのたんぽぽちゃんですが、弟・妹に先を越されちゃったね。

 

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たんぽぽちゃん(チャトラ・♀・4ヶ月)、FIV陽性でハンディがありますが、引き続き里親さま募集中です。お問い合わせはこちらのフォームからよろしくお願いいたします。

 

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リリィちゃんは、ケージから引っぱり出されたのが不満で巻きしっぽになってます。

 

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正面から見た顔立ちは、ひのきくんに似てます。

 

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リリィちゃんに声がけして下さった里親希望者さまのところが「なんの問題もなくペットOK」という物件ではなかったため、譲渡会後にNさんとともに里親希望者さまのお宅へ確認に伺いました。「本来ならばペット可でない物件にお住まいの方には、ペットが行き場を失うことを防ぐため、お渡ししないのが原則なのですが、だいじょうぶでしょうか……」と単刀直入に事情をお話ししたところ、大家さんとの間では了解が取れていますということでしたので、「では、それでもなにか万一のことがあったときには必ずご連絡ください(一緒に解決策を考えましょう)」ということで、譲渡の方向で進んでいます。次の週末あたりに譲渡書類を取り交わして、正式譲渡ということになると思います。

このあたりは「やはり万全を期すために、ペット可条項が入っている物件居住者のみに限定するべきだ」という考え方もあると思いますし、さるねこ父もそれができるならその方がいいと思います。ルーティンとして年間何匹もセンター・保健所から子ねこを引き出し里親さまへとつなぐ団体であれば、きちんとした線引きをして安全と見込んだところに譲渡していくのがおそらく正しい。例外をたくさんつくって個別のフォローをしていては、他の保護ねこの譲渡にも影響が出てきます。

一方、個人と個人の間の譲渡については、線引きのボーダーからこぼれ落ちるようなケースでも、それをお互いの信頼関係で補っていくやり方もあっていいと、さるねこ父は思います。それだけのフォローをする時間的余裕をとれるはずだ、と。そのひとを信頼してよいか、本当にねこのことを大切に思ってこれから先ずっと対応してくれるか。譲渡会場で、初対面の里親希望者さんとの短時間のやりとりでは、それは完璧にはわからない。「わからないから、リスクは避けよう」というのも一つの考え方だし、「わからないけれども、このひととならば長続きのする信頼関係を築いてゆこう」というのも一つの考え方です。さるねこ父は原則前者ですが、ケースバイケースで後者もあってよい、というスタンスです。

さるねこ父が今回後者を選択したのは、里親希望者さんのリリィちゃんや他のねこさんへの接し方を見ていて、自分の都合よりはねこの都合を優先しているのを端々に見かけたからです。もちろん危なっかしいところもありますし、他よりリスクがあることは承知の上で、それでもNさんと里親希望者さんをフォローすることに決め、これからもきちんと見守っていくつもりです。

 

その2へ続きます

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