長崎県地域猫活動連絡協議会=ねこ会議(6/12)

6月12日に出島交流会館4F-第5会議室で開かれた「ねこ会議」に参加してきました。4月以来の「長崎県地域猫活動連絡協議会」立ち上げのための動きが、この日で一段落ついたことになる(と思う)ので、個人的な覚え書きとしてまとめておきます。正式な議事録などは、R&G長崎の地域猫について考え行動する会ホームページねこ会議ブログR&G長崎の保健所の命を救う会の代表のブログに追々掲載されると思います。


4/10の「ねこ会議」には、長崎市内を中心に県内で地域猫活動を行なっている地区の方々や、犬猫の譲渡に関わる団体の方々などが集まって、連絡協議会立ち上げに向けての意志確認が行なわれました(さるねこ父はこの日は参加できなかったので、R&G代表ブログ記事まめ猫ブログ記事を参考にしています)。この日の参加は、地域猫活動をされている7グループ+動物愛護に関わる4団体+個人参加での数名の計18名でした。

  • 長与ニュータウン東区自治会(地域猫2か所)
  • 平和公園ねこの会
  • 大橋町地域ねこの会
  • 野母崎地域猫の会
  • 椎の木町地域猫の会
  • 小島地域猫の会
  • 長崎猫の会。
  • 長崎 Life of Animal
  • R&G長崎の保健所の命を救う会
  • R&G長崎の地域猫について考え行動する会 (以上順不同、仮称を含む)

次いで、5/15に、通常の「ねこ会議」とは別に開かれた臨時のねこ会議で、協議会の設立趣意書の検討や、役員の仮選出、具体的な活動内容等について話し合いが持たれました(この日はさるねこ父も参加して、議事記録を行なっていました)。

正式な設立趣意書などは、そのうち上に掲げたホームページやブログに掲載されるだろうと思うので、ここでは設立目的(目標はなにか)と事業内容(どんなことをするか)だけ抜粋しておきます。

●設立目的:
長崎県内外において地域猫活動を行なう方々と、それを支える個人・団体・行政との連絡を取り合い、飼い猫の適正飼育の普及・啓蒙を図りつつ、更なる地域猫活動の促進・普及を進める。
●事業内容:
(1)地域猫活動の促進・普及のための事業を行なう。
(2)飼い猫の適正飼育を普及・啓蒙するための事業を行なう。
(3)公園等公共スペースにおける飼い主のマナーを高めるための啓発に関する事業を行なう。

「地域猫活動」に関する連絡協議会ではありますが、それ以外に2つの方向性を併せ持っていることがわかるでしょうか?

1つは、そもそも「地域猫」が生まれてくる(生まれてきてしまう)背景の一つである「飼い猫の適正ではない飼育」、つまり、避妊去勢を行なわないまま外飼い・内外飼いすることの是否──もう少し踏み込んで言うと「否」の方ですね──について、徐々に市民・県民の意識を高めていくことが、協議会の活動内容には含まれています。

もう1つ、「地域猫活動」が公園などの公共のスペースで行なわれるという点から、「不特定多数=ねこ好き・ねこ嫌い(いぬ好き・犬嫌い)を含むさまざまなひとびと」が利用する場で、どのように利用の折り合いをつけるのか、どのようにマナーを守るのかについても、やはり意識向上に努めていく必要があるだろう、ということになっています。一般市民間での相互理解という面もありますし、道路・公園等を管理する行政部局の担当者の方々との意見交換という面もあります。こちらは、たとえば「いぬの散歩の時は、リードをつけて、きちんと糞尿の始末をしましょう」というような「いぬの適正飼育」の問題も密接にかかわってくることになります。

そんなわけで、「長崎県地域猫活動連絡協議会」は、単に地域猫活動を行なう地区のひとびとだけではなく、もう少し広範囲の「いぬ・ねこを中心とした動物愛護活動にかかわる団体・個人」のみなさんの協力も集めたい──というよりむしろ、そうしたみなさんの協力があってこそ、協議会としてじゅうぶんな活動ができるということになっています。

そしてとりあえずは、これまで毎月開かれてきた「ねこ会議」をそのまま連絡協議会の意見交流の場にすることとなりました。これを承けて、これまでずっと「ねこ会議(仮)」だった名前から、(仮)が取れることになっています。ねこ会議ブログでは昨日あたり(?)に(仮)が取れましたね。

5/15の会議では、最後に時間がなくなってばたばたになってしまい、肝心の「連絡協議会の立ち上げ」があったのかどうかについてはっきりしてませんでした。まめ猫ブログの記事では「設立されました!」となっていましたが、わたしの記事では「後日あらためて」としていたのは、そのへんが理由なのですが、6/12のねこ会議の場で、あらためて「5/15に長崎県地域猫活動連絡協議会が設立された」ことが確認されました。あわせて、仮選出となっていた役員もいちおう確定し、また引き続き各行政機関や関連団体の方々に協議会への参加を呼びかけていくことが決まりました。

「参加するとどうなるのか」「参加することのメリット・デメリットはなにか」「毎回ねこ会議に出なきゃいけないのか」「会費などはあるのか」などといった点については、まだまだ決めなければいけないこと・煮詰めなければいけないことが山積みです。わたし個人の見方ですが、たぶん今年いっぱいは、あちこちに声がけをして協議会への参加を募り、それぞれの団体・個人・行政・獣医師会などが、できる範囲で、いろいろなかたちの協力をする体制を整えていくことになるんじゃないかなと思っています。「地域猫活動」をせまく限定しないで、できるだけ輪を広げて、いろんな立場のひとびとがゆるくつながって情報交換できる「場」になれば、と思います。

わたし自身も、「オフィスさるねこ」の名義で、お手伝いできるところはお手伝いしていくつもりです。

 

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ふ:ふみでもわかるように1行でまとめてくだしゃい!
父:え!? えええ!? えっとねー……

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ふ:もたもたしてると、聞いてあげましぇんよ!
父:待って待って……「みんなで仲よく、知っていることを教えあって、ねこもいぬもひとも暮らしやすい長崎にしましょう」かな?

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ふ:みんなで仲よく、知っていることを教えあって、ねこもいぬもひとも暮らしやすい長崎にしましょう。
父:えー……ずるいよ、ふみ。おいしいとこ持っていきすぎだ。